介護士が抱えている悩みでよくあるものに、給料への不満、人間関係の悪さ、仕事に関する不満などが挙げられます。
給与の面では、比較的給与が安定している看護師が一緒にいるため、余計目立つというのもあるかもしれません。
実際、看護師と仕事内容が違うのは理解できても、給料の開きが大きすぎて納得いかないという声がよく聞かれます。
仕事の大変さに対して給料が少ないと感じたとき、不満を覚えるのは当然のことです。また、収入が少ないと将来に対する不満が生まれ、日常生活での不安やストレスも大きくなってしまうものです。
人間関係の悩みでは、上司や部下・同期とのコミュニケーションがうまくいかない事例が多いようです。
いくらコミュニケーション能力に自信があったとしても、施設内ですでに構築されている人間関係や派閥・職場の雰囲気などを変えることは難しいものです。努力して改善できる雰囲気があるならまだ良いですが、人間関係は相手がいて生まれるものであるため、自分ひとりで解消するには限界があります。
独りよがりになってしまうと、孤立してしまう可能性が高いので、気になるなら信頼できる上司に相談してみた方がいいでしょう。
介護という仕事に対して不満を持っている介護士は、とある調査によると全体の9割近くいると言われています。
例えば、資格を取得して出世したりすると、給与がアップしますが、その給与以上に仕事量が増えて苦しくなっている人が多くいます。責任ある立場になるほど小さなミスでも責められるようになり、ストレスが増えたという人が目立っています。
努力がそのまま評価に反映されず、割に合わないと感じる人が多いのです。
その他にも、介護の仕事は運営元の方針が反映されやすく、人手が少ないのに増員してくれないという意見も多く見られます。
人は仕事に見合った対価を得られているかどうかで、やりがいを持って続けるものです。今後、介護の人材をしっかり確保していくためには、努力が認められるような環境をつくることが先決だといえます。
現在、介護士として働いている人の中には、上記のような悩みを持っている人は少なくないでしょう。
納得いかない状態のまま、ずっと我慢して働き続けるのは、自分にとってマイナスにしかなりません。ジッと耐えるのではなく、どうすれば悩みが解消されるのか、もしくは転職をした方が良いのかを考える時間を毎日設けるようにすることが大事です。
こちらの「理想の介護士になろう」というサイトの中に、介護士特有の悩みの解決法や転職のノウハウが書かれていたので、悩んでいる方は確認してみるといいでしょう。